98年8月20日

目次へ    癌とのお付き合い

4.入院して受けた検査の数々

    4-1.胸部・腹部レントゲン・採血・採尿・採便・心電図

    4-2.胃カメラ

    4-3.超音波内視鏡

    4-4.心臓超音波検査

    4-5.大腸X線検査


4-1.胸部・腹部レントゲン、採血、採尿、採便、心電図

これらの検査は、自動化検診で行われるものと変わらない。

自動化検診では胃や大腸の造影検査を行うが、これは二重造影法といって
バリウムに空気を混ぜて粘膜のしわを伸ばして、早期のガンを発見する方法で、
日本で開発された世界に誇れる診断技術だそうだ。


4-2.胃カメラ(内視鏡)

  一般病院で良く使われている標準的な胃カメラの先端部の外径は
  9.8mmで単4乾電池並の大きさですが、大きさは用途によって色々ある
  らしく、かなり喉につっかえるものもありました。
  胃カメラは堅い棒ではなく喉の曲がり方にあわせて、挿入部分が自由
  自在に曲がります。

 直径わずか1cm弱の先端には普通2つのライトと、1つのレンズ、2つ
 の穴があいています。 2つのライトで胃の中を照らし、レンズを通
 して観察します。大きい方の丸い穴は、粘膜組織を取る必要が生
 じたとき、この穴に生検鉗子という先端が丸いピンセットの様な物を
 通して、病変部や周辺の組織を摘み取ります。小さい穴からは空気や
 水がでて、胃を膨らましたり洗浄したりします。

胃カメラの先端部

 胃カメラは直接胃の内部をTV画面で見ることができます。このため
 病変部の形状、出血の有無、粘膜の色調の違いなど、より細かな情報
 が得られます。

 また組織を検体として採取でき、あとで顕微鏡で病理検査できるの
 で確実に診断できます。

 この病院ではオリンパス光学工業製のカメラを使っていました。


4-3.超音波内視鏡検査

超音波内視鏡は、通常の内視鏡が表面しか観察できない欠点を補い、胃壁
などの垂直面の診断ができる。これにより、ガンがどの層まで浸潤して
いるのか、リンパ節に転移しているのかなどが分かります。

超音波エコーで胃壁の破壊の程度から深達度を診断するため、胃の内部に
水を満たして行います。

(私のケース)
  カメラを飲む前に胃の内部がよく見えるようにするためとか言う
  液体を飲み2〜3分毎に体位を変えるよう指示された。
  以前の時はこれはなかった。検査室にいく前ブスコパン(胃の蠕動を
  押さえるための薬)を注射されなかったので、「注射はしなくていいの
  か」と聞くと「ああそうですね」といって注射をしたのには驚くと共
  に大丈夫かなという不安を感じた。

  最初に通常の胃カメラ、次に超音波内視鏡を飲んだ。
  超音波内視鏡では医者が装置の操作に習熟していないように感じた。
  周波数を下げる指示を技師に行ったところ、技師は操作盤を闇雲に
  いじったあげく分からないから聞いてくるといって助けを求めた。
  その結果それは内視鏡操作者(医師)の手元で操作する事を指摘され
  た。→不安感が増幅した。
  検査の時間が結構かかり、途中で苦しくなって吐き気を起こし
  組織を染色するための液体を逆流させてしまった。
  生検サンプル(6個所)採取は再度胃カメラを飲んで行った。
  超音波内視鏡でうんざりしていたのに再度飲んだため拒否反応が
  強くてかなりもがいてしまった。
  この検査で使う超音波内視鏡は通常の胃カメラより管が太く、喉の出し
  入れの時かなり抵抗があった。
  二日ほど喉が痛んだがトローチとイソジンだけで軽快。

  (所用時間)準備段階を含め1時間30分



4-4.心臓超音波検査

  心電図による検診で以前から左室肥大と指摘されていたので、念のた
  め超音波検査を受けることになった。
  検査は腎臓や肝臓の超音波検査とそれほど変わらない。研修医の女医
  さんがあまり自信がなさそうな仕草でやってくれた。
  その結果左室肥大だが機能は正常、さんせん弁に閉鎖不全があるが
  特に心配するほどのものではないということであった。


4-5.大腸X線検査

  前日の朝から翌日の大腸X線検査(回盲部・大腸)に備え注腸食という
  お粥だけの食事になる。
  *注腸食というネーミングはこれだけで何か薄気味悪い感じがする。
  検査準備食とか検査対応食の方がいいと思うが・・

  (検査の前日もらったパンフレットの写し)

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大腸X線検査(回盲部・大腸)

この検査は造影剤を入れて、大腸の病気を診断します。そのために、腸内
を完全に‘から’にしておかなければなりません。

(検査前日)

朝食:検査食(朝食用)または、白粥1杯食パン2枚(バターなし)のいずれか
   1つを召し上がって下さい。
   お湯、お茶、ジュース等を飲んで下さい。
   実際:白粥1杯、麩入り味噌汁、ふりかけ、ジュース1缶
昼食:検査食(昼食用)または、白粥1杯食パン1枚(バターなし)、素うどん
(そば)1杯のいずれか1つを召し上がって下さい。
   実際:味付け粥1杯、麩入り澄まし汁、ふりかけ
   お湯、お茶、ジュース等を飲んで下さい。ジュース1缶
午後1時:コップ1杯以上の水又はジュースを飲んで下さい。
午後3時:コップ2杯以上の水又はジュースを飲んで下さい。
   実際:ジュース、アメ、ビスケット受給+水1杯・・おありがたいことです!
夕食:検査食(夕食用)または、白粥1杯食パン1枚(バターなし)、のいずれ
   か1つを召し上がって下さい。
   実際:ポタージュ、まずいジュース
   お湯、お茶2杯、ジュース等を飲んで下さい。
午後7時:コップ2杯以上の水又はジュースを飲んで下さい。
午後9時:粉薬1包全部をコップ1杯の水によく混ぜて、完全に溶かして
から飲み干し、錠剤2錠(下剤)を水で飲んで下さい。
  (当 日)
起床時:コップ1杯の水を飲み、座薬1個を肛門内に深く挿入して、便意
    がありましたら、排便して下さい。

    その後は、飲食を一切せずにおいでください。

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 (検査当日)

夜中に2回 超特急の下痢

コップ1杯の水を飲み、座薬1個を肛門内に深く挿入して、便意がありまし
たら、排便して下さい。→ご指示通り致しました。

9:30 大腸X線検査

   「これから検査しますので地下の内視鏡へ行って下さい」と言われ
   営繕の係の女性が案内してくれた。内視鏡に行くと「そんな予定は
   ありませんX線ですよ」と言われ少しムッとしながらX線の受付へ
   検査を受ける前に紙パンツでお尻に穴の空いたやつに着替えた。

   この着替え室というのが畳1畳位の密室で電球と鏡以外は何もない
   殺風景な部屋で15分程待った。閉所恐怖症の人なら耐えられない
   と思う。部屋というより刑務所の懲罰房はこんな感じではないかと
   思わせる造りだ。風呂といいこの待合室といいこの病院は患者本位
   ではない事を痛感した。
   しかし検査技師が明るく親切だったので救われた。

   検査自体は、肛門からバリウムと空気を器械で注入され、検査台で
   ぐるぐる体位を変えて撮影した。
   苦痛があることを予想していたがそれ程のことはなかった。
   検査の結果、2個所に3o位のポリープが見つかった。

   現時点では何も処置する必要はないが、定期的(1回/年)に大腸
   X線検査が必要とのこと。→保険が適用できる。


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