99年8月16日

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10.退院後のチェック

98年 9月 3日 内視鏡検査、生検
98年11月 5日 定期自動化検診、内視鏡検査、生検
98年12月 2日 大腸内視鏡検査
99年 3月10日 内視鏡検査、生検
99年 5月19日 超音波検査
99年 6月10日 定期自動化検診
99年 6月30日 前立腺超音波検査

  上の表にあるように、退院後二度と飲みたくないと思っていた胃カメラを1年足らずの間に
  3回も飲むことになった。
  定期自動化検診とあるのは、この大学病院で行っている半日の人間ドックで、私の勤務して
  いる会社は管理職の健康診断にこれを利用している。
  11月に内視鏡検査を受ける際、主治医は自動化検診のある週に実施しましょうと提案して
  きた。
  「先生、自動化検診でバリウムを飲んですぐ後に胃カメラ飲むんじゃ堪りませんよ」「でも
  検診と診療では違いますから」「私の胃は一つだけですから、検診でバリウムをやめてその日
  に胃カメラをやってくれませんか?」 「・・しょうがないですね、それじゃそうしましょう」
  こんなやりとりがあってバリウムと胃カメラのハシゴは免れることができた。
  検査の結果は、どれも異常がなく、生検で傷つけられた胃壁を守るための緑色の粘液のアルロ
  イドG以外の薬は何も使っていない。
  6月の検診では前立腺腫瘍マーカーであるPSAの値が4.2であったので超音波検査を受けた
  が特に異常は認められなかった。


11.1年を経過して

  幸いなことに、退院後1年を経過したが体調に変化はなく、いたって健康である。
  12年前、私の妹が同じ胃がんを患って幼い3人の子供を残したままあの世へ旅立ったことを
  思うと、我が身の幸運と妹の不運を分けたものが何であったのか、神の摂理とは言え名状し難
  い感慨があります。
  また、ガンになったという事実と、何故なったかは全く分からないという事実を考えるとき、
  これから先どこかにガンが発生する危険は決して小さくないと思います。
  そうは思ってもどうすることができる訳でもなく、今の健康に感謝して好きなことをやるしか
  ないと気楽に構えて毎日を過ごしているところです。


12.若干の疑問

  病気の発見から治癒まで全く何の苦痛もなく過ごせたことは、健康診断の場を提供してくれた
  会社と腫瘍を発見してくれた技師と医師のおかげだと思います。
  この点ではどんなに感謝してもし過ぎることはないと思いますが、入院しているときから漠然
  と感じていたことがあります。
  それは、この程度の病気で本当に23日間も入院する必要が有るのかということです。
  今だからこの程度と言えるのだといってしまえばその通りかもしれませんが、客観的に見て何
  の苦痛もなく体調も普通の状態で、何故これだけの入院期間が必要なのか?
  インターネットで見る限り、EMRであればせいぜい1週間の入院で充分との印象を受ける。
  個体差があるし、専門的な根拠は何も持ち合わせていないが釈然としないものがあるのは否め
  ない。
  何故こんな気持ちを持つのか、一つはこの病院の商業主義の臭いに対する漠然とした不信感が
  あるからだと思う。
  金曜日に退院しても良い状態にある患者に土日は退院の手続きができないから月曜日に退院し
  て下さいというという体質、診療科をまたいで検査ができない(採血とか超音波検査)という
  不合理、患者と医師との間の圧倒的な情報格差とそれに対する医師の鈍感さ、こんなものに胡
  散臭さを感じる私はやはりひねくれものなのでしょうか

終わり
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